ブランドジュエリーのルビー買取相場

ヴァンクリーフ＆アーペルやティファニー、ブシュロン、カルティエなど世界に名高い5大ジュエラー。

ルビーはそんなハイブランドでもよく使用される人気の宝石です。５大ジュエラーの中古買取相場等について解説します。

ヴァンクリーフ＆アーペルは、５大ジュエラーの中で唯一グランサンクにも名を連ねているブランド。1906年にフランスで創業した比較的若いブランドです。オランダ人であるアルフレッド・ヴァン・クリーフとそのいとこであるフランス人の兄弟シャルル・アーペルとジュリアン・アーペルが共同して創立したブランドです。

ヴァンクリーフ＆アーペルのジュエリーを語るうえで外せないのがミステリーセッティング(別名インディビジュアルセッティング)。

現在では数多くのブランドで活用されている、表から石留め具の見えないこのセッティング方法は、ヴァンクリーフ＆アーペルが考案したことで知られています。

ミステリーセッティングの発案により、曲面にカラーストーンを配置することが可能になり、リボンや蝶々などのモチーフをカラフルに宝石で彩ったジュエリーが登場しました。

ティファニーは、アメリカ発祥のジュエリーブランド。

金・プラチナだけでなく、安価に手に入れやすいシルバージュエリーの展開も多いことから、幅広い世代に親しまれているブランドです。

今でも結婚指輪はティファニー、とティファニーに憧れる若い世代が多く、５大ジュエラーの中では最もなじみが多いブランドかもしれません。

ティファニーではダイヤモンドが有名ですが、ルビーを使用したジュエリーも多く展開しています。

カルティエは、プラチナを初めてジュエリーに使用したことで知られるフランスのジュエラー。

カチッとした印象の多いカルティエらしく、カルティエのルビージュエリーは、落ち着いた大人の装いに選ばれています。

カルティエのブランドカラーも赤ですから、ルビーのジュエリーはカルティエらしさがあり人気の商品です。

もちろん５大ジュエラー以外のジュエリーブランドでも、ルビーはアイテム展開の多い宝石です。

ルビー単体の価値を考えれば、大きさや色、透明度、カットといった評価基準の中で最も重要なのは「色」です。

ルビーは「赤色」の宝石ですが、一言で赤と言っても様々な色味の赤があります。最も評価が高いのは、オレンジや紫など赤以外の色味が混ざらない純粋な赤、暗すぎず明るすぎない鳩の血のような鮮やかな赤、ピジョンブラッドと呼ばれる赤です。

ルビーの色味による評価の違いや、産地による色味の特徴については別途解説していますので、チェックしてみてください。

濃すぎる赤や、ピンクに近い淡い赤のルビーは、ルビー単体の価値を考えればピジョンブラッドのルビーには劣りますが、ネックレスやリングなどの加工されたルビージュエリーでは、そのジュエリーのデザインや雰囲気に合わせたルビーが採用されるため、一概に濃すぎる赤や淡い赤のルビージュエリーに価値がないわけではありません。

特にピンクサファイアに近い、チェリーピンクと形容される淡い赤のルビーは可愛らしい色味のため、若い女性に人気のブランドでは好んで使用されるケースが多いようです。

逆にメンズジュエリーやカッチリしたデザインのジュエリーには比較的濃い色味のルビーを使用して重厚感を増すなど、ルビーのカラーによってジュエリーの雰囲気をガラッと変えることをできるので、面白いですね。

ルビージュエリーの買取価格は、ルビー単体の価値で決まるわけではなく、地金・重要・他の宝石・デザイン・ブランドなど総合的に判断して決定されます。

日本のブランドジュエリーのルビー買取相場の一例をご紹介します。

※買取相場は日々変動します。実際の買取価格は買取店に持ち込んでご確認ください。