ジュエリーを高く売るコツー基本編ー

ジュエリーを高く売るために知っておきたい基本知識についてまとめました。詳しくお知りになりたい方はその先もチェックしてみてくださいね！

ジュエリーとアクセサリーってそもそも何が違うのか？なんとなく、アクセサリーの方が安く、ジュエリーは高いもの、という印象の方も多いと思います。

ジュエリーとは何かを知っておくと、お手持ちの買取してもらいたいジュエリーがもっと高く売れるかもしれませんよ。

日本では、日本ジュエリー協会が、ジュエリーについて次のように定義しています。

「貴金属や宝石を加工した装身具」

貴金属とは、シルバーやプラチナ、金のことを指しており、宝石とはダイヤモンドやルビー、サファイア、エメラルドなどの価値のある鉱物のことです。

華奢な細身の10金のチェーンに小さな誕生石があしらわれたプチネックレスや、小さなダイヤモンドがあしらわれたシルバーのネックレス、ジュエリーではなくアクセサリーだと思われている方も多いのですが、「ジュエリー」と呼ばれるべき価値のある装飾品なのです。

ジュエリーとアクセサリーの違いについては、別途詳しく解説いたします。

貴金属というと、金・銀(シルバー)・プラチナを思い浮かべる方が多いのですが、日本ジュエリー協会では金・銀とプラチナの仲間である白金族の６種類、プラチナ、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウム、イリジウムの合計８種類を貴金属として定義しています。

金・銀(シルバー)・プラチナ以外の貴金属はあまり聞き覚えがないかもしれませんが、パラジウム、イリジウム、ルテニウムは、割金として使用されています。(PT900の場合、90％はプラチナ、残りの10％は割金です)

ロジウムは、めっきの材料として使用されます。(K18ホワイトゴールドなどは地金のうえにメッキ加工することが一般的です)

※オスミウムは現在、ジュエリーの主材料としても割金としても使用されていません

ジュエリーは貴金属の種類によって、買取金額が大きく変わります。

特に重要なプラチナと金の買取のコツについて、別途解説していますので、コチラ↓を参照ください。

ネックレスやリングが最も流通量が多く人気があるアイテムですが、他にもピアスやイヤリング、ブレスレットやバングル、ブローチなど様々な形状があります。

中古市場の場合、人気アイテムほど高額で買取してもらえる傾向があります。

また、ジュエリーのデザインにも流行があり、最近人気のデザインは特に買取金額が高くなる傾向があります。

その理由は、買取したそのままの状態で売れない古いデザインの場合、宝石と貴金属を外して再加工するなど手間賃が発生するため、査定金額が下がってしまうことがあるためです。

もし今人気のデザインのジュエリーの売却を検討している場合、なるべく早く買取店に持ち込むことをおすすめします。より高く買取してもらえることでしょう。

ジュエリーは乾いた布で拭くなど綺麗に手入れをして買取店に持ち込むと、買取金額のアップが期待できます。

ダイヤモンドやルビー・サファイアなどがついたジュエリーは中性洗剤をつけた歯ブラシなどで優しくこすると、驚くほど輝きを戻すこともあります。※宝石の種類によっては、水洗いをしてはいけない宝石もありますので注意しましょう。

ブランドジュエリーの場合、購入した店舗でメンテナンスをしてくれることもありますので、持参してみましょう。

買取してもらいたいジュエリーに、鑑別書や鑑定書・ダイヤモンドグレーディングレポートなどの宝石を証明する書面や、ブランドのギャランティカード、箱などの付属品がある場合は、すべてセットで買取店に持ち込みしましょう。

特に宝石の品質を証明する鑑別書やダイヤモンドグレーディングレポートがある場合、買取金額が大幅にアップするここともありますので、絶対に忘れないようにしましょう。

ほとんどのジュエリーは、「貴金属+宝石」という構成で、リングやネックレスに宝石があしらわれています。

宝石とは、何かについても後日詳しく解説します。

ここでは、買取の際に有利な高く売れる宝石についてご紹介します。ご紹介する宝石は、5大宝石とも呼ばれている、買取の際に絶対に知っておきたい最も有名な宝石たちです。

言わずもがな一番に挙げたいのがダイヤモンド。婚約指輪や結婚指輪などにも真っ先に選ばれる宝石ですね。世界で一番硬い鉱物であり、はるか昔から装身具として使用されてきた歴史のある宝石です。

ハイグレードのダイヤモンドは、オークションなどで億以上の買取価格がつくことでも知られています。

ルビーは、ややピンクがかった鮮やかな赤が特徴の宝石です。ダイヤモンドと並んで、古くから装飾品として使用されてきた歴史のある宝石。まだ、宝石や鉱物について詳しく解明されていなかった時代には、赤い石＝ルビーと呼ばれていたとか。イギリス王室の所有する王冠に使用されていた宝石が実はルビーではなくスピネルだった！というのは有名な話です。

ハイグレードのルビーはダイヤモンドと同じく億以上の買取値がつくこともあります。

サファイアはルビーと合わせて語られることの多い、青い宝石。実はルビーとサファイアはコランダムという同じ鉱物。色の違いで名称が違うのですね。

ハイグレードのサファイアは、ロイヤルブルーとも呼ばれる美しい澄んだ青色。買取の際も高く評価されます。

エメラルドはベリルという鉱物の中で緑色の石のこと。気品あふれる女性の象徴として愛されています。

アレキサンドライトは、カラーチェンジ効果を持つ宝石。太陽光や昼白色光の元では濃い青みがかった緑系の色、白熱灯の元で見ると赤みのある色に変化します。

光の種類によって見え方が変化するため、見る人を魅了する不思議な宝石です。希少性の高い石であるため、大粒のものは高額で取引されます。

高く売れるジュエリーとして知っておきたいのが、ジュエリーのブランド。

やはりノーブランドのジュエリーとハイブランドのジュエリーでは、買取価格は全く違います。

ここでは、有名な５大ジュエラーについてご紹介します。詳しくお知りになりたい方向けに後日別途解説いたします。

ハリーウィンストンはダイヤモンドジュエリーでは最も有名なブランドです。石の選別には厳しい基準を設けており、ハリウッド女優の中でも評価の高いジュエリーブランドです。

カルティエは、今では時計などジュエリー以外のアイテムも人気ですが、もともとは宝石ブランドとしてスタートした老舗ジュエリーブランドです。プラチナを初めて宝石として加工し使用し始めたことでも知られており、かの有名な「プラチナは貴金属の王である」はカルティエの言葉です。

ティファニーは1897年にアメリカで開業したジュエリーブランド。その名は知らない人がいないほど有名ですね。婚約指輪の主流である、一粒のダイヤモンドを６本の立て爪でセッティングする「ティファニーセッティング」はティファニーが考案したものです。現在でも、婚約指輪・結婚指輪でティファニーを選ぶカップルは多く、幅広い世代に愛されるジュエリーブランドです。

ブルガリもカルティエと同じく、時計などジュエリー以外のアイテムでも有名ですが、５大ジュエラーに名を連ねています。

ヴァンクリーフ＆アーペルは、５大ジュエラーの中で唯一グランサンクにも名を連ねるジュエリーブランド。石の留め具を見せないミステリーセッティング(インディヴィジュアルセッティングとも呼ばれます)を考案したことでも知られています。