高額買取で知られるファンシーカラーダイヤモンド

ダイヤモンドの4Cの中でカットに次いで重視する人が多いクラリティ。もちろん透明度が高いダイヤモンドが人気ですよね。透明度を上げるために行われるダイヤモンドの改変処理について解説します。

この記事でわかること

  • 3つのクラリティ改変処理の基本
  • 改変処理が行われるとダイヤモンドの評価はどう変わるのか?
  • 改変処理されたダイヤモンドも買取してもらえるか?

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ダイヤモンドの買取金額を左右する3つの改変処理について

ダイヤモンドの透明度(クラリティ)はもちろん高い方が嬉しいですよね。透明度が高ければ、見た目が美しいだけでなく、価値も高くなり、結果として不要になったときにも高額で買取してもらえます。

そのため、改変処理を行って透明度を上げているダイヤモンドもあります。

よく行われる3つの処理方法について解説します。

レーザードリル処理

レーザードリル処理は、最も主流で行われているダイヤモンドの処理方法。

主に黒色系インクルージョンを内包するダイヤモンドに対して行われるダイヤモンド処理です。

ダイヤモンドの表面から内部の黒色系インクルージョンに向けてレーザーをあてて細長い管のような穴をあけ、強酸でボイリングして黒みを取り除く処理方法です。

レーザードリル処理が行われたダイヤモンドは情報開示のため、ダイヤモンドグレーディングレポートに「レーザードリルホールを認む」もしくは「LDH」と記載がされます。

レーザードリル処理を行ったダイヤモンドには、管状の小さな穴が残りますが(肉眼では見えないほど小さな穴です)、中の黒みが取り除かれるため透明度が高く見えるのです。

KM処理

「レーザードリル処理」ほどメジャーなダイヤモンドの透明度の改変処理ではありませんが、「KM処理」という処理方法もあります。

「レーザードリル処理」同様、ダイヤモンドの内部にある黒色インクルージョンの黒みを取り除くことを目的とした処理です。こちらはレーザーを黒みに直接当てて、内部から表面まで到達させる亀裂を発生させ、強酸でボイリングして黒みを取り除く方法です。

ダイヤモンドグレーディングレポートには「内部レーザープロセスを認む」「ILD」と記載されます。ギザギザのムカデ状の穴から強酸を浸透させるため、黒みが取り除けないケースもありますが、処理を行うとレーザードリル処理同様、ダイヤモンドの透明度が高く見えます。

なお、レーザードリル処理やKM処理を行うと、処理により生じた管状の小さな穴や亀裂が残り、新たなインクルージョンとなるため、SIクラス以下のもともと透明度の低いダイヤモンドに対して行われることが多いようです。

高屈折ガラス含侵処理

内部の目立つ割れ系インクルージョンを見えにくくする方法として、高屈折率ガラスをダイヤモンドに埋め込む、高屈折ガラス含侵処理もあります。この処理方法が行われたダイヤモンドは異物が埋め込まれている状態であるため、AGLに加盟するダイヤモンド鑑別機関では、天然ダイヤモンドとみなされずダイヤモンドグレーディングレポートの発行がなされない場合もあります。

専門の鑑別機関では、成分分析(ガラス含侵ダイヤモンドは異物として鉛が検出されます)やX線検査(ダイヤモンドはX線を透過しますが、ガラス部分は黒く映ります)などを行い、ガラス含侵を確認します。なお、簡易鑑別方法として、ルーペや顕微鏡などでガラス含侵ダイヤモンドを観察すると、ブルーフラッシュが確認できることがあります。

天然ダイヤモンドとみなされないケースがあることから、3つの改変処理のうち最も嫌煙される処理方法です。買取店によっては、高屈折ガラス含侵処理のダイヤモンドの買取を行わないケースもありますので、複数の買取店に持ち込んで比較しましょう。

まとめ

ダイヤモンドの3つのクラリティ改変処理について解説しました。今回解説したクラリティ改変処理も含めダイヤモンドの4Cはとても奥が深く、簡単に判断することはできません。

大切なダイヤモンドを買取店に持ち込む際は、ダイヤモンドに対して正しい知識のある買取店を選ぶことが何よりも重要です。

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