サザビーなど海外のオークションでも高値がつくことで知られるファンシーカラーダイヤモンド。ピンクダイヤモンドに数億円!と日本でもニュースになることがありますね。そもそもファンシーカラーダイヤモンドって何か。基本情報について解説します。
茨城県つくば市でおすすめの買取店「かんてい局つくば店」をご紹介します。かんてい局つくば店は、なんでも買取がモットーの質屋です。ジュエリーコーディネーターが在籍しており、ジュエリーやブランド品のバッグ、時計の買取が得意。
ダイヤモンドのカラー等級Zより濃い色のダイヤモンドは、ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれます。
一般的に、黄色のダイヤモンドはDからZに近づくにつれ、段々評価が落ちますが、Zよりも濃い黄色になると、逆に価値が上がっていくのです。
ファンシーカラーのダイヤモンドも、色味の濃さによって等級付けれ、よりはっきりとした色のものが評価されます。例えばファンシーカラーのピングダイヤモンドの場合、ダイヤモンドグレーディングレポートには「FANCY LIGHT PINK」、「FANCY PINK」、「FANCY DARK PINK」「FANCY DEEP PINK」、「FANCY INTENSE PINK」、「FANCY VIVID PINK」と記載され、FANCY VIVID PINKのダイヤモンドが最も高く評価されます。
ダイヤモンドの透明度の改変処理についてはコチラで解説していますが、ダイヤモンドのカラーも改変処理がなされることがあります。
その方法は、実に様々で、単純にダイヤモンドにカラーのペイントをしているものから、工場で放射線処理等の化学処理を行って色味をつけているものまであります。
ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドは大変人気があり、また大変高価ですので、安価なジュエリーでは改変処理されたカラーダイヤモンドを使用していることが多いようです。天然色の大粒カラーダイヤモンドは、海外オークションで億以上の価格がつくこともありますから、仕方ないことかもしれませんね。
天然カラーかどうかは、残念ながら専門のダイヤモンド鑑別機関で機械を使用しないと調査できないものもあります。もしお手元に大粒のカラーダイヤモンドをお持ちの場合は、専門機関と提携している買取店でも鑑定書を取得できますので、買取店に持ち込んでみてくださいね。
ダイヤモンドの色が天然由来か否かは、ダイヤモンドグレーディングレポートに記載されています。
カラーの等級が記載された欄の下部「色の起源(Color Origen)」をご覧ください。天然であれば「Natural」、処理されたものであれば「処理」の記載があります。
流通しているファンシーカラーダイヤモンドの大半は処理ものであるといわれていますが、もしお手持ちの鑑定書に「Natural」と記載があれば、高額買取の対象になるでしょう。
天然もののピンクダイヤモンドは主として、オーストラリアのアーガイル鉱山で産出されています。昔は天然のピンクダイヤモンドを入手しやすい時期もあったようですが、アーガイル鉱山は年々新たな産出量が減っているため、閉鎖される見込みとなっています。
ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンド、お手持ちの鑑定書やダイヤモンド・グレーディング・レポートに「カットの評価が書かれていない!なぜ?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
実はこれは間違いではありません。
カット評価を行うダイヤモンドの条件の中に「カラーはD~Zに収まるダイヤモンド」という項目があるのです。
この理由として、ラウンドブリリアントカットとは「ダイヤモンドの美しい輝き」を最大限に引き出すことを目的としており、その輝きがどの程度引き出せているかをカット評価で判断するのですが、ファンシーカラーダイヤモンドの最大の魅力は、そのカラーです。
カラーの魅力を最大限楽しんでもらうために、カット評価は行わないことになっているのですね。
ファンシーカラーダイヤモンドの基本情報について解説しました。ダイヤモンドの4Cはとても奥が深く、簡単に判断することはできません。
大切なダイヤモンドを買取店に持ち込む際は、ダイヤモンドに対して正しい知識のある買取店を選ぶことが何よりも重要です。