質屋とリサイクルショップの違い

質屋とリサイクルショップの買取の違いをつくば市の査定士がご説明します。

質屋とリサイクルショップは何が違うのでしょう。

取り扱っている物が違うのでしょうか。

質屋では雑貨品や衣料品は買い取らないのでしょうか。

また、リサイクルショップではブランド品の値段は出せないのでしょうか。

様々な疑問を解決させていただきます。

取り扱っている品目の違い

一般的にリサイクルショップと質屋では取り扱っている品目は殆ど同じでも、力を入れているジャンルが違います。質屋ではブランド品や宝石、金プラチナなどの貴金属、高級時計をメインとして取り扱っていますが、リサイクルショップの大きな収益元は洋服や靴などの衣料品です。

その為、リサイクルショップではロレックスやオメガなどの有名な時計の買取はできても、パティックフィリップやオーデマピゲ、ブレゲやジャガールクルトなどのより高級で高度な査定技術を要するブランド品の買取ができない店舗が殆どです。

逆に、店舗面積の狭い質屋では場所をとるアウトドア用品や衣料品、家具や家電製品などの買取は積極的に行いません。特に家具や家電製品を積極的に買取すると店がそれらで溢れてしまいブランド品や宝石ジュエリーを置くスペースを圧迫してしまうからです。

リサイクルショップのメイン品目は家具、家電製品、衣料品。質屋のメイン品目は貴金属、宝石、時計、ブランド品と思って良いでしょう。しかし、規模の大きい質屋では家具や家電製品まで買取を行っている店もあり、取扱品目はお店の規模によって左右されるといっても良いでしょう。

買取と質預かり

質屋には「質預かり」という融資のシステムがあります。一度売ってしまったらもう手元には戻せない買取と違い、元金と利息さえ払えば品物を自分の元に戻せるという仕組みです。

実はこの「質預かり」というシステムが、質屋とリサイクルショップとの買取の性質を分けます。リサイクルショップでは安く買い取り、高く販売することで利益を出しています。しかし、質屋では高く品物を査定し、その価値の分だけお金を借りて頂くことで利益を出しているのです。

質預かり査定と買取査定では後者のほうが金額が高くなりますが、多くの質屋が3か月ほど品物返済の猶予があります。もちろん3か月以内に利息を払えばさらに延長も可能です。返済義務もなく、利息・元金を踏み倒したとしてもペナルティが一切ないため、簡単に利用することができるメリットもあります。手放したくない大切品物だけれども今はお金がなくて背に腹は代えられないという方は、一時的にお金を借りることができる質預かりという選択肢も考えてみてください。

買取の金額について

あくまで一般的な話ですが、質屋では上記の理由ゆえに高く査定をしたいのです。1000円でも高く査定できれば、その分ご融資に転じた場合利息が増えますから。反面、質屋は100円や500円で販売をしなければいけない雑貨品や衣料品の査定は弱いと言わざるを得ません。殆どの質屋が融資の対象は1000円以上の査定品からですので、小さい質屋や昔ながらの質屋では衣料品や雑貨品は「取り扱っていません」と査定すらしないお店もあるくらいです。単価が安く、数量がある場合の買取金額はリサイクルショップに分があるといっても良いでしょう。

反面、質屋では1つ1つ金額を提示することが殆どです。ゆえに1つ1つ丁寧に査定をして金額をつけています。「まとめていくら」という金額を出すリサイクルショップでは査定したスタッフの感覚で金額をつけている部分もありますが、質屋の査定士では直近の相場や過去の買取価格、情報共有店の買取と販売状況を加味して金額をつけていますので正確かつギリギリの買取金額を提示することが可能です。

買取の相場とは

よく査定士の使う相場とは、様々なチャンネルの販売実績を指します。耳なじみの良いところでは「ヤフオク」「メルカリ」や「楽天」「アマゾン」「イーベイ」などのCtoCやBtoCの販売金額のことです。

質屋もリサクルショップも買取専門店も買い取った品物はどこかで売らなければ生き残れませんので、インターネットの売価を見て買取金額を提示するお店が殆どです。

さらに質屋では競り場といわれる業者しか参加できないオークションに複数参加しています。茨城県のつくば市にある片田舎の質屋でも九州や北海道、上海やシンガポール、ニューヨークなど遠くにある競り場に行ってます。そこで売れる金額も一種買取の目安となるのです。

上記のような業者のみが知っている販売チャネルをどれだけ多く持っているかも買取の金額を左右します。極端な話ですが、有名画家のオリジナル絵画や数百万円を超える骨董品、1千万円を超えるジュエリーなどは国内に買い手は殆どいません。海外のバイヤーや競り場にどれだけパイプがあるかで買取金額が大きく変わってきます。

多くの買取店がある中で、骨董に強いお店、ジュエリーに強いお店、時計に強いお店と特色が出てくるのはそれぞれに強い売り先を持っているからなのです。

リサイクルショップでは自店での販売がメイン、質屋では業者の競り場に出す事がメインと言っても良いでしょう。

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