ダイヤモンドの買取・購入を検討しているとき、必ずといっていいほど目にするのが「4C」です。4Cのうち、カラー評価について解説します。
茨城県つくば市でおすすめの買取店「かんてい局つくば店」をご紹介します。かんてい局つくば店は、なんでも買取がモットーの質屋です。ジュエリーコーディネーターが在籍しており、ジュエリーやブランド品のバッグ、時計の買取が得意。
ダイヤモンドは自然界で生成される鉱物であるため、わずかに混入した異物の存在などにより、色味が発生することがあります。
無色から淡黄色のダイヤモンドのカラー評価はD~Zの等級付けがなされます。Dカラーが最も無色透明で、アルファベットを追うに連れてダイヤモンドの色味が増すことを示しています。DからLまではアルファベット1文字で、NからRはUnder N、SからZはUnder Sと評価されます。もちろんDカラーのダイヤモンドは最も希少性が高くなります。色味がつくにつれ評価はやや落ちますが、Zより濃いカラーはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、逆に希少性が高くなります。
参照:ミキモト
画像のマスターストーンをみていただくとわかるように、一つ一つのダイヤモンドのカラーの差はわずかですね。あるダイヤモンド一つだけでどのカラー等級かを見極めることは困難です。そのため、鑑定機関では、ダイヤモンドのマスターストーンと比較して、そのダイヤモンドにふさわしい等級付けを行います。等級付けの際には、ルース(裸石)の状態で行ったり、デイライトの色温度を一定に保ったりと、ダイヤモンドのカラー評価に影響を与えないよう配慮されています。
ところで、なぜダイヤモンドのカラー評価はD~Zと決まっているのでしょうか?
「ダイヤモンドのDだから」と思われる方も多いかと思いますが、実は違うのです!
4C評価を策定したGIAによると、ABCという評価はよく使用される評価方法であり、4C評価を策定するのにあたり、これまでとは全く異なるものとして受け入れてほしいという意図があり、D~Zにしたとのことです。
ダイヤモンドのカラー評価は、ルースの状態で行うというルールがあります。これはなぜなのでしょうか?
ダイヤモンドがイエローゴールドの枠にセットされていると、実際のダイヤモンドの色味よりも黄色くみえ、ホワイトゴールドやプラチナの枠にセットされていると、実際のダイヤモンドの色よりも無色に見えてしまい、正しい評価ができないためです。
お手持ちのダイヤモンドがやや黄色く見えると思われる場合でも、実はDカラーだった!ということもよくあることです。ご心配な方もぜひ買取店へお持ちくださいね。
ダイヤモンドの基本は無色ですが、わずかに色味がかるダイヤモンドも。カラーは灰色や水色、ピンクなど様々ですが、最も多いのは黄色です。
ダイヤモンドは炭素が規則正しく配列された結晶ですが、ダイヤモンド生成時に空気中に多く存在する窒素が紛れ込んで炭素になり代わって配列されることがあり、窒素を含むとダイヤモンドは黄みが生じます。
昔、南アフリカのケープタウンでよく黄色みがかったダイヤモンドが産出されたことに由来し、黄色みが買ったダイヤモンドをケープ系と呼ぶことがあります。
ダイヤモンドは無色透明のDカラーが最も人気がありますが、ケープ系のようにわずかに生じる色味は優しい雰囲気になりますので、好まれる方もいらっしゃいます。ダイヤモンドの好みは人それぞれですので、お手持ちのダイヤモンドがやや黄色いので買取できるか不安という方もぜひ買取店へお持ちください。
ダイヤモンドは一般的には、Dからアルファベットの文字がZに近づくにつれ買取評価は落ちます。
しかし、Zよりも濃い色の場合、逆に希少性が増して高額買取の対象となることもあります。
カラーダイヤモンドで評価が高いのは、ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドだけでは?と思われる方もいらっしゃいますが、イエローやブラウンの濃いダイヤモンドも高額買取となるケースもあります。一度買取店へ持ち込んでみてくださいね。
ダイヤモンドのカラー評価について基本知識を解説しました。ダイヤモンドの4Cはとても奥が深く、簡単に判断することはできません。
大切なダイヤモンドを買取店に持ち込む際は、ダイヤモンドに対して正しい知識のある買取店を選ぶことが何よりも重要です。